小松市の重機製造とは?仕事内容や未経験から安定キャリアを築く方法

石川県小松市は、世界的な建設機械メーカーが生まれた土地として知られ、重機にかかわる仕事の求人が多い地域です。

「小松 重機 製造」という言葉で検索する方の多くは、どんな仕事をするのか、そして未経験からでも技術を身につけられるのかが気になっているのではないでしょうか。

重機をつくる工場では、部品の組み立てや検査など多くの工程が進むと同時に、それらの工程を支える数多くの自動化設備が稼働しています。この工場設備を維持・管理するのが、保全エンジニアの仕事です。

この記事では、重機の製造現場を支える仕事の内容と、未経験から技術を身につける方法を整理してご紹介します。

※本記事に記載されている労働関係法令や各種制度に関する内容は、記事執筆時点での一般的な情報です。実際の労働条件や契約内容は、就業先の企業や派遣会社によって異なります。詳細は最新の募集要項をご確認ください。

目次

小松市は世界的メーカーが集まる機械産業の拠点で未経験でも働きやすい

石川県小松市は、世界的な建設機械メーカーが生まれた土地として知られています。

この会社を中心に、部品の製造や加工を担う協力企業が数多く集まり、機械や金属にかかわる仕事の集まる地域になっています。

小松市内にある工場の外観

江戸時代に加賀藩の産業振興によって職人が集まり、ものづくりを生業とする土地だったという歴史も、現在の産業の基礎になっています。

現在は建設機械だけでなく、電子部品や繊維、九谷焼などさまざまな分野の企業も小松市に集まっています。重機の部品を専門に手がける協力企業のほか、油圧機器や電子部品を製造する企業もあり、機械にかかわる仕事の種類も幅広くなっています。

こうした背景から、小松市では重機にかかわる求人が多く、機械を扱う仕事に興味がある方にとって選びやすい地域の一つです。ものづくりの現場では、これから技術を身につける人材を必要としている工場が増えており、未経験からでも挑戦しやすい環境が広がっています。

出典)産業・経済|小松市

重機の製造には多くの工程があり、保全エンジニアが設備稼働の要となる

重機とは、土を掘るショベルカーや、地面をならすブルドーザーなど、工事に使われる大きな機械のことです。

これらの機械は、エンジンや油圧の装置、操作パネルなど数多くの部品を組み合わせてつくられており、重機の製造は一つの工程だけで完成するものではありません。

部品の組み立てから検査まで、複数人で協力して機械を完成させる

重機を形にするまでには、次のようないくつもの工程があります。

項目
具体的な内容
部品の組み立て
設計図にもとづいて、部品や部材を組み合わせて機械の形にする作業
機械の調整
組み立てた機械が正しく動くように、各部の動きや精度を調整する作業
電気配線
機械を動かすための電気回路をつなぎ、正しく動作するか確認する作業
品質の確認(検査)
部品や機械が図面どおりの寸法・動きになっているかを測定器で確かめる作業

重機は部品や機械そのものが大きいため、クレーンや大型の工具を使う場面もあり、複数人で協力しながら作業を進めることが多くなります。

部品の組み立て作業をおこなう手元の様子

完成した部品や機械が図面どおりの寸法や動きになっているかを確かめる検査も、製造の現場で欠かせない工程です。ノギスやマイクロメーターなどの測定器を使い、部品の大きさや形にずれがないかを一つずつ確認します。

機械設計にかかわる仕事に興味がある方は、重機の設計に携わる道もあります。小松市の機械設計エンジニアの仕事については、小松市の機械設計エンジニア求人事情とは?未経験から目指す方法とキャリアの選択肢でも詳しく紹介しています。

保全エンジニアは工場の機械や設備を点検・修理して生産を支える

こうした工程を止めずに動かし続けるために欠かせないのが、生産設備を維持・管理する保全エンジニアの仕事です。

エー・オー・シー(以下、当社)が育成しているのは、重機そのものを組み立てたり修理したりする技術者ではなく、重機を製造する工場の生産設備を維持・管理する保全エンジニアです。

保全エンジニアは、有接点シーケンス制御や機械調整技術を使い、工場の機械にトラブルが起きないよう防ぐ点検(予防保全)や、トラブルが起きた際に対応する修理(事後保全)をおこないます。対象となるのは、完成した重機そのものではなく、重機をつくるための工場の機械や設備です。

機械部品(歯車・チェーン)のクローズアップ

半導体や自動車、製薬、繊維など、さまざまな産業の製造現場で自動化が進むほど、こうした設備を支える保全エンジニアの需要も高まります。機械は自分で故障を修復できないため、人の手によるメンテナンスが欠かせません。

保全の仕事は未経験からでも始められる仕事です。詳しい内容は、設備保全は未経験から転職できる?仕事内容や必要な専門技術を解説や保全エンジニアの仕事内容は設備の維持管理!未経験からの目指し方と将来性でも紹介しています。

未経験から学ぶなら、費用をかけず給与をもらいながら学べる雇用型が有利

重機の製造にかかわりたいと考えたとき、技術を身につける方法は大きく2つあります。

ひとつは、一般的なスクールに通う方法です。もうひとつは、企業に雇用されて研修で技術を学ぶ方法です。

項目
一般的なスクールに通う方法
雇用されながら学ぶ方法
学ぶための費用
費用がかかる場合が多い
費用はかかりません
学習期間中の収入
ない場合が多い
給与を受け取りながら学べます
学ぶ内容
IT系から技術系まで、学校によって分野はさまざま
機械や電子機器など、機器を扱う分野が中心

一般的なスクールは、自分のスケジュールに合わせやすい点や、目的に応じて学ぶ内容を選べる点に利点があります。一方で、学んでいる期間は収入がないことが多く、生活費を別に用意しておく必要があります。

雇用されながら学ぶ方法は、給与を受けながら技術を身につけられるため、生活費の心配をしながら学ぶ必要がありません。

その一例として、当社では、未経験の方を正社員として採用したうえで、実機(実際の機械)を使った研修を通じて技術を身につけていただく仕組みを取り入れています。これを当社では「実務×スクール育成制度」と呼んでいます。

さまざまな業界で活躍できる保全エンジニアを、当社では「クロスオーバーエンジニア」と呼んでいます。

小松市周辺でエンジニアを目指す方法全体については、小松のエンジニア求人事情と未経験からキャリアを築くための選択肢でも紹介しています。

AOCテクニカルセンターでは給与を得ながら実機を使った1.5ヶ月の研修が受けられる

当社が運営する「AOCテクニカルセンター(ATC)」は、石川、福井、富山、愛知の4拠点に設置している研修施設です。

工場と同じ電気設備や機械を使い、1.5ヶ月の研修期間を通じて技術を身につけます。

AOCテクニカルセンターの外観

石川・福井・富山・愛知の4拠点において、地域の産業に合わせた専門技術を学べる

それぞれの拠点では、地域の産業に合わせた研修を用意しています。

石川は半導体、富山は医薬品、福井は繊維・自動車部品といった分野に関連した技術を学べます。重機の製造にかかわる場合も、有接点シーケンス制御や機械調整といった、多くの工場で共通して使われる専門技術が基礎になります。

研修で学ぶ内容には、次のようなものがあります。

  • 電気の研修:回路図の見方や、計測器・工具を使った配線方法を学びます
  • 機械の研修:工具の使い方や、機械の調整・修理方法を学びます
  • 実機を使った点検・メンテナンスの研修:装置を使い、点検や部品交換の手順を学びます

1.5ヶ月の研修期間中も給与が支払われるため生活費の心配がいらない

未経験からの研修に不安を感じる方も多いですが、当社の研修期間(1.5ヶ月)中は給与が支払われます。

学びながら生活費を心配せずに技術を身につけられる仕組みです。

ATCでの研修を担当する講師の声は、【AOCテクニカルセンター研修担当が語る】未経験者が1.5ヶ月で変わる瞬間でも紹介しています。

研修後は重機以外の幅広い製造業でも活躍できるクロスオーバーエンジニアになれる

ATCでの研修を終えたあとは、重機をつくる工場をはじめ、その他の製造業の現場でも、生産設備を支える保全エンジニアとして技術を活かして働けます。

有接点シーケンス制御や機械調整といった技術は、重機に限らず、半導体や医薬品、自動車部品などさまざまな工場の設備に共通して使われています。

このように、一つの業界に限定されず、さまざまな業界で活躍できるクロスオーバーエンジニアとしての働き方を求める動きも広がっています。

小松で身につけた技術を基礎にしながら、将来的に別の業界の工場で技術を活かす道も選べます。重機の現場に長くかかわり続ける道も、機会があれば別の分野の工場に移る道も、どちらも本人の意向次第で選べる働き方です。

重機の製造にかかわる際の疑問(資格・費用・体力など)を解決します

小松で重機の製造にかかわる仕事を検討する際に、よく聞かれる質問をまとめました。

特別な資格は不要で、経験を積んだあとの目標として挑戦できる

機械の保全にかかわる仕事は、特別な資格がなくても始められます。

厚生労働省が定めるガイドラインにおいても、点検や修理につながる技術は、経験を積みながら段階的に身につけていくものとして整理されています。

技術を身につけたあとに、機械保全技能士2級に相当する国家検定へ挑戦する道を選ぶ方もいます。資格は仕事を始める条件ではなく、経験を積んだあとの目標の一つとして位置づけると分かりやすいです。資格の有無について詳しく知りたい方は、機械保全は資格なしでもできる?未経験からプロになるためのロードマップでも紹介しています。

出典)職業能力評価基準|厚生労働省

学費が発生しない働き方や、国の求職者支援制度を活用して技術を学べる

学費を用意できないことを理由に、機械にかかわる仕事をあきらめる必要はありません。雇用されながら技術を学ぶ方法であれば、学費そのものが発生しない働き方も選べます。

また、国が用意している制度には「ハロートレーニング」があります。その中の一つで、雇用保険を受給できない方を対象とした国の「求職者支援制度」では、無料の職業訓練と就職支援を受けることができます。

さらに「本人収入が8万円以下」「世帯の金融資産が300万円以下」などの要件を満たせば、職業訓練受講給付金の支給を受けることもできます(給付金の対象外であっても訓練の受講は可能です)。

出典)求職者支援制度のご案内|厚生労働省

出典)ハロートレーニング(離職者訓練・求職者支援訓練)|厚生労働省

敷金・礼金不要の個室寮を利用でき、首都圏より生活費を抑えて働くことができる

現在小松市の外に住んでいる方でも、重機の製造にかかわる仕事に応募できます。

当社では生活家電付きの個室寮を用意している求人もあり、敷金・礼金が不要で即日入居に対応できる案件もあります(友人・恋人の連れ込みは原則できません)。

同じ収入でも首都圏と比べると生活費の支出が少ない分、自由に使えるお金が多くなる点も特徴の一つです。

力仕事だけでなく手先の正確さが必要な作業も多く、体力に自信がなくても挑戦できる

重機をつくる工場で保全エンジニアとして働く場合、力仕事だけでなく、機械や電気設備を点検・調整する細かい作業も多くあります。

体力よりも手先の細かさや正確さが必要な作業も多いため、応募の際に業務内容を確認しておくと安心です。

現場で経験を積んだあと、機械設計の仕事へキャリアを広げる道も選べる

保全の現場で技術や知識を積んだあと、機械設計にかかわる仕事へキャリアを広げる道を選ぶ方もいます。設計の仕事に必要な技術や求人の状況については、小松市の機械設計エンジニア求人事情とは?未経験から目指す方法とキャリアの選択肢で紹介しています。

小松で保全エンジニアを目指すなら、給与を得ながら学べる当社の研修制度がおすすめ

重機の製造にかかわる仕事には、次のような種類があります。

  • 部品の組み立てや電気配線、検査など、重機を形にする工程
  • 有接点シーケンス制御や機械調整技術を使い、生産設備を支える保全エンジニアの仕事(予防保全・事後保全)

未経験からでも技術を身につける方法はいくつかあります。一般的なスクールに通う方法のほか、当社が提示する選択肢として、正社員として雇用されながら、実機を使った研修で設備保全の技術を身につける働き方もあります。

当社の研修施設「AOCテクニカルセンター(ATC)」は石川、福井、富山、愛知の4拠点にあり、1.5ヶ月の研修期間中も給与を受け取りながら技術を身につけられます。

小松で重機の製造にかかわる一歩を考えている方は、当社のクロスオーバーエンジニア専用ページもご覧ください。