エンジニアへの転職を考えるとき、「未経験からどうやって技術を身につければいいのだろう」「自分に合う学び方や働き方ってなんだろう」と悩む方は多いのではないでしょうか。
この記事では、エンジニアの仕事の違いや、未経験から技術を学ぶ具体的な方法、そして小松市周辺で求人を探すときにチェックしたいポイントを分かりやすく解説します。
この記事を読むことが、これからの働き方を考え、次の一歩を踏み出すヒントになれば幸いです。
※本記事に記載されている労働関係法令や各種制度に関する内容は、記事執筆時点での一般的な情報です。実際の労働条件や契約内容は、就業先の企業や派遣会社によって異なります。詳細は最新の募集要項をご確認ください。
目次
小松市で未経験からエンジニアを目指す際の基本的な職種と特徴
エンジニアの仕事は大きく分けると、パソコンでシステムやアプリを作る「ソフトウェア(IT/Web)系」と、工場にある機械や設備を扱う「ハードウェア系」の2つがあります。
ハードウェア系のエンジニアの中に、保全エンジニアという技術職があり、IT系エンジニアと同様、高い専門スキルが求められる仕事です。
今のモノづくりの現場では、機械の自動化やインターネットにつなぐ技術(IoT)がどんどん進んでいます。機械に取り付けたセンサーなどでデータを集め、それを分析してきめ細やかなメンテナンスを行うことが求められています。このような役割を担うのが、保全エンジニアです。
具体的には、機械の動きを見てベストなタイミングで部品を交換する「予防保全」と、機械が止まったり調子が悪くなったりしたときに、すばやく原因を見つけて直す「事後保全」があり、どちらも欠かせない大切な役割を担っています。
このように自動化が進む工場において、実際に機械に触れてメンテナンスや修理をする保全の仕事は、機械やAIに代わってもらうのが難しい仕事です。
工場を自動化して人を減らそうとすると、逆にロボットのメンテナンスをするエンジニアがたくさん必要になるという現象が起きています。これを当社では「省人化投資のパラドックス」と呼んでいます。
そのため、自動化の技術が進んでいくこれからの時代においても、機械を扱う保全の技術は長く活かせる専門技術になると考えられます。
さらに、石川県の産業について公的なデータを見てみると、モノづくり(製造業)が地域を支える基幹産業になっていることが分かります。
石川県のデータによると、県内の製造業の出荷額などは全体で約2兆8,305億円にのぼります。その中で、半導体をつくることなどに関わる「電子部品・デバイス・電子回路製造業」や、それに関係する「生産用機械器具製造業」が大きな割合を占めています。
小松市やその周辺には、こうしたモノづくりの拠点が集まっているため、設備のメンテナンスを担うエンジニアは安定して必要とされ続けているのです。
未経験からエンジニアになるための3つの学習ステップと選択肢
未経験から現場で活躍できるエンジニアの技術を身につける方法としては、主に「独学」「スクールなどに通う」「働きながら学ぶ」という3つの選択肢があります。それぞれの特徴は以下の通りです。
本や無料の教材を使うので、最初にかかるお金を安く抑えられるのが特徴です。
しかし、工場の機械をメンテナンスする技術を学ぶ場合、机に向かって知識を頭に入れることはできても、実機(実際の機械)を触って動かしたり調整したりする練習を自分一人で行うのは難しいのが現実です。
そのため、現場で求められる実践的なスキルを身につけるにはハードルが高いと考えられます。
教育機関に通う方法はカリキュラムに沿って専門知識を学べる環境が整っています。国も働く人のスキルアップを応援するため、「専門実践教育訓練給付金」などのサポート制度を用意しています。条件を満たせば、払ったスクール代の一部が国から戻ってきます。
こうした国のサポートがある一方で、スクールに通う費用は数十万円かかることも多く、制度を利用しても自分でお金を払う必要があります。また、勉強に集中している期間はフルタイムで働くのが難しくなるため、その間の生活費をどうやってやりくりするかという問題が出てきます。
お金の負担を抑えながら技術を身につける「未経験者を採用して育てる企業の仕組みを利用する」という方法があります。
この仕組みの大きな特徴は、無期雇用契約(期間の定めのない雇用契約)で会社に入り、給料をもらいながら専門的な研修を受けられることです。
当社には、正社員として入社し、実機(実際の機械)を使っての研修を経て技術を習得し、長く活躍できるキャリアを目指せる働き方があり、これを「実務×スクール育成制度」と呼んでいます。
この働き方は、安定して長く働くことを目指すものであり、研修中も給料が出るため、勉強中の生活費やお金の心配を減らせる具体的な選択肢の一つです。
小松市周辺でエンジニア求人を探す際の確認ポイントと選び方
未経験からエンジニアを目指して仕事を探すとき、入社後のミスマッチを防ぐための確認事項があります。
まず、入社後に受けられる研修で、現場で実際に使う実機(実際の機械)を使った練習ができるかを確認することが大切です。座学だけで進む研修の場合、いざ配属先の工場で機械の前に立ったとき、どうやって操作したり部品を扱ったりすればいいのか戸惑ってしまう場合があります。実際の機械の部品を外したり、組み立てたり、調整したりする経験ができる環境が整っているかが、スムーズに仕事を始められるかどうかの目安になります。
次に、目先の条件だけでなく、期間の定めのない雇用契約など、長く安定して働けることを方針として掲げているかを確認することをおすすめします。長く働き続けられる制度が整っている環境を選ぶことは、不景気になったり派遣先の機械が止まったりしたときでも雇用の安定を図り、長い目で見てキャリアを積んでいける環境を手に入れることにつながります。
当社では「AOCテクニカルセンター(ATC)」を石川、福井、富山、愛知の4拠点に設置し、実際の現場の仕事に活かせる専門的な研修施設を用意しています。具体的には、半導体をつくるために必要な「真空装置の取り扱い」、工場を自動化するための基本となる「有接点シーケンス制御」、そして細かい「機械調整」という3つの技術を中心とした研修を行っています。実際の機械を使った作業や、トラブルが起きたときの対応などを学び、現場で機械が止まっている時間を短くするための技術指導を行っています。
当社では、未経験からでも少しずつ技術を身につけ、現場で活躍できるエンジニアを育てる取り組みを行っています。当社の研修内容や具体的なステップアップの道筋については、以下のページにてご確認いただけます。
小松市でエンジニア未経験者が抱えるよくある質問
文系出身や製造オペレーターの経験しかなくてもエンジニアになれますか?
当社では、やる気のある方を歓迎しています。ステップアップできる研修を受けることで、文系出身の方や製造オペレーターの経験しかない方でも、現場で頼られる人材に成長することが期待できます。最初は専門的な工具の名前や図面の読み方に戸惑ったという未経験の方であっても、繰り返し学ぶことで段階的に技術を身につけられる仕組みが用意されています。
工場での製造現場での業務やオペレーターとしての経験は、工場の安全ルールやモノづくりの流れをすでに知っているという点で、専門的な保全技術を学ぶための基礎知識として役立ちます。これらの経験を活かし、現場での実務経験を活かしながら少しずつ保全の技術を学ぶことで、新しい技術にも慣れていけると考えられます。また、営業や接客業で身につけたコミュニケーションスキルも現場での強みになります。ほかの技術者と一緒に機械の不具合の原因を探すときなどに、状況を正確に伝える力として役立ちます。
さまざまな業界で活躍できるエンジニアを、当社では「クロスオーバーエンジニア」と呼んでいます。それぞれの地域の産業に合わせて、複数の分野をまたいで活躍し、大切な役割を担う技術者に育つようサポートしています。
研修期間中の給与や、夜勤などによる手当の扱いはどうなりますか?
働きながら学ぶ仕組みを取り入れている企業では、研修中もお給料が出るのが一般的です。厚生労働省の指針では、会社からの指示で研修や勉強をしている時間は「労働時間」として扱われることが示されています。当社の研修期間にもこのルールが当てはまるため、研修中もお給料が支払われます。
また、交替制の勤務などで夜勤になった場合の手当のルールは、労働基準法で決められています。22時から翌5時までの勤務に対しては、通常のお給料に対して法令通り25%以上の割増賃金が支払われます。
さらに、北陸などの地方都市で働く場合、首都圏と比べると生活費がかかりにくい分、自由に使えるお金が増える傾向があります。中には生活家電がついた個室寮(1R・1K)が用意されていて、敷金や礼金なしですぐに新生活を始められる仕事もあるため、お金の負担を抑えられる場合があります。
AOCでの入社後の研修や働き方について教えてください。
当社では、「実務×スクール育成制度」という取り組みを行っています。当社に正社員として入社し、実機(実際の機械)を使っての研修を経て技術を習得し、長く活躍できるキャリアを目指せる働き方です。
未経験からでも少しずつ技術を身につけ、現場で活躍できる「クロスオーバーエンジニア」の育成に取り組んでいます。
当社の研修内容や具体的なステップアップの道筋については、以下のページにてご確認いただけます。

