工場・製造のお仕事でよく目にする『検査』のお仕事とは?

こんにちは、北陸(石川・富山・福井)を中心に滋賀・愛知・静岡などで 軽作業系など工場への人材サービスを展開するエー・オー・シーの人材開発室です。

工場の求人でよく見かける「検査」のお仕事。工場で働いた経験がない人でも応募できたり、性別、年齢問わず募集したりしていることが多いです。実は検査業務は、工場で作られた製品を出荷するにあたり絶対欠かせない、重要な仕事なのです。今回は 工場で行われている検査の仕事の詳しい内容やその魅力、大変な点、検査に向いている人についてご紹介します。

検査業務とは?

検査とは、工場で作られた製品が基準を満たしているか、不具合がないかを確認するお仕事です。傷や色むら、動作不良、異物の混入など不良品があれば取り除き報告をします。

完成した製品だけでなく、原材料に問題がないかを確認する検査や、製造工程に不具合が生じていないかをチェックする検査もあります。

もし検査をせずに出荷したら、基準を満たさない製品が流通してしまう可能性があります。クレームがくるのはもちろん、最悪の場合重大な事故につながってしまいます。

そうなれば企業は社会的信頼を失い大きな打撃を受けることになるでしょう。検査業務は企業の信頼に関わる責任ある仕事なのです。また、不良品が発生した原因を突き止めることで製品の品質向上につなげることもできます。

では検査にはどのような種類があるのでしょうか。

外観検査

外観検査とは、製品に傷や汚れ、変形など外観上の不良箇所がないかをチェックする作業です。人の目でチェックをする目視検査と、自動検査装置を使った検査とがあります。

目視検査はスタンダードな検査方法で、機械では検出するのが難しい細かな不具合も見つけることができますが、検査する人の経験の差などによってばらつきが出たり、疲労で注意力が低下することで見落としが生じたりします。そのため自動装置を使った検査と併用したり、複数人が交代で目視検査を行ったりといった対策が取られています。

また、拡大鏡や顕微鏡を使って不良箇所を調べる外観検査もあります。

モニターチェック

製造ラインの工程に問題が生じていないかモニターで確認する作業です。機械が正しく作動しているかを、モニター画面を見てチェックします。製品が完成する前に不良品を工程から外すことができるという利点があります。

測定器を使用した検査

検査業務は資格不問のものが多いですが、中には資格がないとできない特殊な検査があります。測定器などの機器を用いて、精密機械や自動車などの部品を検査する場合、「機械検査技能士」という国家資格が必要になります。

拭き取り検査

こちらは製品ではなく作業環境に対する検査です。主に食品を扱う工場で行われます。作業台などを拭き取って、食中毒の原因となる菌やウイルスが付着していないかを調べます。

検査の仕事を選ぶメリット・デメリット

まずは検査の魅力についてあげていきましょう。

・比較的早く仕事を覚えられる

工場での検査業務は基本的には単純作業で、特別な経験や資格が必要ないものが多いので、初心者でも始めやすい仕事です。最初のうちは複雑な業務は任されないので、日々の業務を繰り返しこなしていくことで比較的早く習得することができます。

・力仕事が少ない

工場の仕事は力がいるというイメージを持っている人もいるかもしれませんが、検査業務はあまり腕力を必要としません。また座って行うことも多く、体力に自信のない女性やシニア世代でも働きやすい仕事です。

コツをつかむことで生産性をあげられる

作業に慣れてくると、どうすればより早く、より正確に検査ができるか考えられるようになります。経験を積み工夫を重ねることで検査の効率化を図ることができ、やりがいにつながります。

・責任ある仕事ができる

初心者からでも始められる検査業務ですが、一方で企業の品質管理に関わる責任重大な仕事です。「自分の仕事が企業の信頼に関わる」という責任感をもって業務に取り組むことで、やりがいを実感できるでしょう。

では逆に、検査の仕事の大変な点は何でしょうか。

・目や足腰が疲れる

ベルトコンベアに乗って流れてくる製品をすべて目視でチェックする検査では、大量の製品を細かな検査項目に沿って見続けることになるため、目を酷使します。また、立ちっぱなし、座りっぱなしの同じ姿勢で長時間作業をすることもあり、足や腰、肩などに負担がかかります。遠くを見る、体を動かすなど作業中の負担を軽減するための対策が必要になります。

・集中力を長時間維持しないといけない

不具合を見落とさないためには、作業中は常に集中していなければなりません。集中力を切らさずに細かな作業を長時間続けないといけない、根気と忍耐のいる仕事です。

・単純作業の繰り返し

検査は基本的に同じ作業の繰り返しです。比較的早く習得でき、慣れることで効率化が図れるというメリットがあるのですが、一方で地道な作業を黙々と繰り返すことが多い仕事なので、作業に飽きてしまいそうという不安がある方は作業の効率化・分析・目標設定などで対策するといいでしょう。

検査の仕事に向いている人

・責任感がある人

検査業務は企業の品質管理に関わる仕事です。ミスが会社の損失につながることもあります。「不良品を見逃さない」という責任を背負って仕事をすることになりますが、そこにやりがいを感じる人、不良品を発見することに達成感を覚える人には向いていると言えます。

・几帳面な人

検査は細かいところをチェックしていく作業です。特に目視での検査は担当した人によって精度が変わってしまうことがあります。大雑把な人よりは、細かいことに気が付く几帳面な人のほうが向いています。

・集中力を保てる人

集中力を長時間キープしながら作業を行わなければなりません。しかも単純作業なので、集中を切らさずに作業を続けるには根気と適度な緊張感の維持が必要です。一定の集中力を保って作業を続けるのが得意な人に向いています。

・単純作業が苦にならない人

検査の仕事は複雑なことがそれほど多くなく、毎日同じ作業を黙々とこなすことになります。地道な単純作業を長時間繰り返す、しかも集中力は一定に保っていないといけないというのは人によっては負担になるでしょう。しかし、単純作業に黙々と打ち込むのが苦にならない人、繰り返しの作業に没頭するのが好きな人には向いていると言えます。

まとめ

検査は工場では欠かせない工程であり、製品の品質に関わる重要なポジションです。体力はそれほど必要ではなく幅広い年代が活躍していて、初心者からでも始めやすいですが、丁寧さと集中力を求められる根気のいる仕事です。

不具合のある商品を流通させないためにも、責任感を持って業務にあたらなければなりません。しかし責任がある分やりがいのある仕事と言えます。重要なポジションについているという自負を持って働くことができるでしょう。

以上で、「製造のお仕事でよく目にする『検査』のお仕事とは?」についてお伝えさせて頂きました。
皆様のお役に立てたらうれしい限りです。
ぜひ、引き続きよろしくお願いします。

工場や製造の求人でよくみる求人【検査】の仕事についてまとめてみた! – 石川県金沢市の人材派遣会社エー・オー・シーのブログ (aocjob.com)

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